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アクリロニトリル : ウィキペディア日本語版
アクリロニトリル

アクリロニトリル () とは、ニトリルの1種で、化学工業における中間体として重要な有機化合物である。アクリルニトリルアクリル酸ニトリルシアン化ビニール (vinyl cyanide) などの別称がある。分子式は C3H3N、示性式は CH2=CH-C≡N と表される。IUPAC命名法では、アクリル酸 (acrylic acid、CH2=CHCOOH) が慣用名として認められていることから、そこから誘導される名称として「アクリロニトリル」も認められている。
== 性質 ==
無色透明で特有の刺激臭のある液体分子量 53.06 g/mol、融点 -83.55 ℃、沸点 77.6 - 77.7 ℃。20 ℃ の水に対する溶解度は 7.3 g/100 mL〔。有機溶媒の多くのものと任意の割合で混じり合う。
引火性が強い(引火点 0 ℃)ほか、毒性が強いため空気中に 20 ppm 以上含まれると危険である〔。日本では毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。光や酸素、アルカリの作用により重合を起こすため、保存にも注意を要する。重合禁止剤としては炭酸アンモニウムなどが用いられる〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アクリロニトリル」の詳細全文を読む



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