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アクレイム・エンタテインメント(Acclaim Entertainment)は、かつて存在したアメリカ合衆国のゲームソフトメーカー。 == 概要 == 1987年創立。当初はまだアメリカではほとんどサードパーティーが参入していなかった任天堂のNintendo Entertainment System(NES)向けのゲームソフト開発を手がけた。その中でも同社は映画等とタイアップしたゲームの開発に着目し、映画原作のゲームを多数発表して、NESのサードパーティーの中でも有力な存在にのし上がった。さらに1994年には1989年創業の新興コミック出版社を買収してコミック部門「アクレイムコミック」とし、同社が版権を持つコミックキャラクターを主人公としたゲームを制作することでさらに売上を伸ばした〔NHKスペシャル『新・電子立国』第6巻「コンピューター地球網」(相田洋著、日本放送出版協会、1997年)pp.46 - 48〕。 1990年代に入ると、SEGAがGENESISを、任天堂がSuper Nintendo Entertainment System(SNES)を発売するなど、家庭用ゲーム機市場が16bit機に移行し始めゲーム機の性能が向上したことから、同社では今度はその向上した性能を生かすべくスポーツゲームに着目。プロバスケットボールのNBAやプロレス団体のWWF(当時。現・WWE)などと契約してゲーム化権を取得し、これもまたヒットを記録した。1990年代後半に入ると今度はモーションキャプチャ技術を活用し、同社が得意とする映画タイアップ物やスポーツゲーム等にその技術を応用。リアルな人の動きを再現したそれらのゲームもまた人気を呼んだ。 これらのゲームは米国以外に欧州や日本などにも輸出され、一時は社員が400人を超える規模に成長。米国でも大手ゲームソフト会社の一角を占める存在となった。この頃になると自社開発のゲーム以外に他社が開発したゲームのパブリッシャーとしての業務も手広く行うようになっており、日本では『Dの食卓』のセガサターン・プレイステーション版などの販売を行ったことで名前が知られるようになる。 しかし21世紀に入ってからはめぼしいヒット作に乏しく、資金繰りが行き詰まり2004年8月に破産を申請、全従業員を解雇して事業を停止した〔老舗ゲームパブリッシャー米アクレイムが破産申請 - ITmedia・2004年9月2日〕。 その後投資会社が「アクレイム」の社名を取得したと報じられ〔アクレイムが復活? - iNSIDE・2005年7月21日〕、現在はMMORPGなどを手がけるアクレイム・ゲームズ(Acclaim Games)に商標等が引き継がれている状態となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクレイム・エンタテインメント」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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