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アグネスゴールドとは日本の競走馬で、現在はブラジルにて繋養されている種牡馬である。 1998年の当歳セレクトセールにおいて8,000万円で取引された。現役当時は長浜厩舎の僚馬アグネスタキオンとともに2001年クラシックロードを歩み、きさらぎ賞・スプリングステークスと2つの重賞を獲得している。 == 競走馬時代 == 僚馬アグネスタキオン(以下タキオン)が新馬勝ちを飾った翌日アグネスゴールド(以下ゴールド)も新馬戦を勝ち、2頭揃ってデビュー戦を勝ち上がる。明け3歳初戦の若駒ステークスを「イマイチの内容」(河内洋)ながら制し2連勝となったゴールドはきさらぎ賞へと駒を進める。 管理調教師の長浜博之はきさらぎ賞当時「ゴールドが力を発揮できるのはマイル以下かも」と話し、きさらぎ賞優勝時にも皐月賞でのタキオンとの対決に関し明言を避けるほどゴールドの進路には慎重になっており、両馬の主戦騎手を務めた河内洋も2頭の実力を「甲乙つけがたい」と評した。 続くスプリングステークスではここまで後方からの追い込みで勝ち星を重ねてきた内容から一転し、中団から差す競馬で重賞2連勝。多頭数が予想される本番皐月賞を見据え「後方一気のパターンだけでは心配、前で競馬ができるか」を課題にし挑んだ陣営を安堵させた。 この勝利により長浜はゴールドの皐月賞参戦を明言。また河内がタキオン・ゴールドのどちらを選択するかは「河内に委ねる」とし、皐月賞の焦点は同厩舎・同生産者・同馬主による無敗馬同士の対決となった。しかしその勝利の翌日の3月19日、右前脚の橈骨遠位端骨折が判明しクラシック戦線から離脱、この故障により河内はタキオンへの騎乗が決定、同馬で皐月賞を制覇している。 ゴールドは半年の休養を経て秋に復帰、一時は菊花賞を回避し天皇賞(秋)へと向かうプランもあったなか、結局菊花賞に参戦となるが成果なく敗退。河内はこの敗戦を「やっぱり距離」と振り返り、以後は中距離路線へと転進することとなった。その初戦となる鳴尾記念で3着と結果を出し「いい頃の感じに戻ってきた。これからが楽しみ。」(河内)と復活の兆しを見せたものの次走に予定していた京都金杯を右飛節に軟腫が認められたため回避し、1年以上に及ぶ長期休養に入ることとなる。 当初は2003年の札幌記念で復帰予定だったが左前屈腱炎を発症し現役引退となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アグネスゴールド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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