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『アグネス白書』(アグネスはくしょ)は、日本の作家氷室冴子による、札幌の女子校寄宿舎を舞台にした少女小説シリーズである。『クララ白書』および『クララ白書ぱーとII』の続編にあたる。この続編に『アグネス白書ぱーとII』がある。主人公の中等科時代を扱った『クララ白書』に対して、『アグネス白書』は高等科時代を扱っている。 一つ一つが独立したエピソードの集まりであった『クララ白書』に対し、『アグネス白書』は前半は新しいルームメイトとの関係、後半は友達以上恋人未満の関係である光太郎との関係が大きなストーリーの柱となっている。 前作の主要登場人物もほぼ全て再登場し、さらに前作では名前だけであった上級生も含め、新たなスターの上級生達も登場する。 集英社からコバルト文庫版が1981年、1982年(ぱーとII)に、単行本(Saeko's early collection)が1996年に刊行されていたが、現在は絶版である。 == あらすじ == 札幌のカトリック系女子校、徳心学園の高等科に進学した桂木しのぶ(愛称しーの)、マッキー、菊花たちだが、アグネス舎は2人部屋であるために、誰と誰が同室になるかを決めかねていた。そんな時、新アグネス舎長の哀しみの歌子姫がやってきて、学園に慣れたしーのに外部からの編入生の1人と同室になって欲しいと頼まれ、断れない。しかしそのルームメイトである及川朝衣は初めから女子高にも寄宿舎にも、そして''しーの''にも、あからさまな反感の色を隠さないのであった。そしてついに''しーの''は、あなたと似たような人を知っているが、好きになれなくて苦労している、と告げられ、バラ色のはずの学園生活は一転して冷戦状態に突入してしまうのであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アグネス白書」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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