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サルバティエラ/アグライン
サルバティエラ()またはアグライン()は、スペイン・バスク州アラバ県のムニシピオ(基礎自治体)。 1994年までの公式名はスペイン語名のSalvatierra(サルバティエラ)だったが、1994年にスペイン語名・バスク語名を優劣の差なく公式名とした。スペイン内務省などは両言語名をスラッシュで分けたSalvatierra/Agurain(サルバティエラ/アグライン)という表記を用いている〔石井久生「制度により構築される言語景観 バスク州とナバラ州における基礎自治体改名の実践」『共立国際研究』共立女子大学国際学部紀要 (30) pp.39-61 2013年〕〔バスク自治州には二言語の名称をスラッシュで分けた自治体が多く見られる。スラッシュで分けられている場合は、使用する言語環境によって二者のうちいずれかを選択する。〕。クアドリージャ(郡)としてはクアドリージャ・デ・サルバティエラの構成自治体のひとつであり、サルバティエラ/アグラインはクアドリージャの政庁所在地である。 == 地理 ==
2007年の人口は4,407人。東アラバ盆地の中央部に位置し、市街地中心部の標高は605mである。市中心部は中世の同業者町に由来する、南北にのびるサパタリ通り、マジョール通り、カルニセリーア通りの3本の歴史的な通りからなる。北側と西側の山地の麓には、サンタ・バルバラ川とサドーラ川という2本の河川が町の境界を形成しているが、急速な都市開発によって市街地は少しずつ外縁部を吸収している。市街地の防壁の外側にはマドゥーラ、ラ・マグダレーナ、サン・ホルヘなどの旧地区が広がっている。「王の門」(町の南側入口)につながる道路と鉄道駅の両側には、1950年代と1960年代にかけてラ・モンクロアと呼ばれるまとまりのない町並が形成された。2000年代には新たな宅地開発が行われ、マドゥーラを除いて東部への成長を続けている。 市街地の外縁には、アラングア、アリサラ、エヒレオル、イトゥリエタ、オパクアのような集落がある。アリサラは巨石記念物のドルメンであるソルヒネチェ遺跡で知られる。イトゥリエタはバスク山脈に近い高原にある集落だったが、今日では農場に変化している。オパクアはアリゴリスタ山の麓にあり、峠にもその名が付けられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サルバティエラ/アグライン」の詳細全文を読む
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