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アサクサキングスとは日本の競走馬である。おもな勝ち鞍は2007年の菊花賞、きさらぎ賞、2009年の京都記念、阪神大賞典。 == 戦績 == 2006年10月の東京にて競走馬デビュー、この年3戦2勝という成績を残し、翌2007年にはきさらぎ賞にて逃げ切り勝ちで重賞初制覇を記録。この勝利により賞金的に春のクラシックへの出走を確定させたことからアサクサキングスはトライアルを使わずそのまま本番へと向かう。 迎えた日本ダービーでは皐月賞・NHKマイルカップ共に敗退という結果を受け14番人気と評価を落としていたが、ヴィクトリーが少し出遅れたこともありスムーズに先頭に立つとそのまま直線に入り、最後はウオッカに交わされながらも2着に入った。 秋に入り菊花賞へと駒を進めた同馬はダービー・神戸新聞杯の内容を買われ〔2007年9月22日競馬ブック〕4番人気と支持を集め出走。先頭集団の様子を伺う形で5番手あたりにつけると、直線に向いてからは粘るホクトスルタンを交わし、後ろから追い込んでくるアルナスラインとの競り合いを制し、GIタイトルを獲得。この勝利のほか日本ダービー2着という実績、また同年のNHKマイルカップと日本ダービーは牝馬が優勝したことから、JRA賞最優秀3歳牡馬に選出されている。 2008年古馬となったアサクサキングスは春秋天皇賞など中長距離GI5戦を含め6戦に出走。天皇賞(春)では1番人気に推されるなどGI戦線を賑わせたものの未勝利という結果に終わる。また宝塚記念に於いては最後の直線で左右にふらついたことから、インティライミとメイショウサムソンに不利を与えてしまい、メイショウサムソンに騎乗していた武豊がレース後怒りを顕わにする〔競馬Lab 平林雅芳コラム〕という後味の悪い一幕もあった。 菊花賞以降未勝利が続くアサクサキングスであったが2009年初戦となった京都記念では直線サクラメガワンダーとの叩き合いを制し優勝、続く阪神大賞典でも雨で馬場が渋る中、最後は内から伸びたヒカルカザブエとの叩き合いを制し連勝。前年秋は関東圏への輸送を考慮し控えめにされた調教〔【天皇賞・春】キングス、悲願の盾獲りだ 〕が結果として裏目に出た同馬であったが、入念に仕上げられた今春は重賞連勝と結果を残しGI馬復活をアピール、次走天皇賞春の結果次第では凱旋門賞への出走も視野に入れられる〔天皇賞・春追い切り速報 〕こととなった。 しかしその天皇賞を1番人気に応えられず9着敗退。これを受け海外遠征は白紙となり、国内路線に専念するも以後は精彩を欠く内容が続く。後に管理調教師である大久保は天皇賞以降、同馬が不振に陥ったのは「重馬場で行われた2009年阪神大賞典の反動という感じがする」と見解を述べている〔2010年3月21日競馬ブック〕。 アサクサキングスは2010年以降も現役を続けたが、怪我のため殆どレースに出ることは無く、2011年の宝塚記念16着を最後に現役を引退。引退後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬として繋養されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アサクサキングス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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