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アザチオプリン()とは免疫抑制薬の1つ。アザチオプリンはプロドラッグであり、グルタチオンなどと反応して、メルカプトプリンを生成する。メルカプトプリンはプリンヌクレオチドの合成を阻害するため、結果としてDNA合成を抑制する。 日本での製品名はイムラン(グラクソ・スミスクライン)、アザニン(田辺三菱製薬)。 1962年バローズ・ウェルカム研究所にてジョージ・ヒッチングスとガートルード・エリオンにより開発された。 == 適応症 == *移植片拒絶反応の抑制 (心移植、肺移植、肝移植、腎移植) *クローン病、潰瘍性大腸炎 *治療抵抗性の下記リウマチ性疾患 : 全身性血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、高安動脈炎等) : 全身性エリテマトーデス : 多発性筋炎、皮膚筋炎 : 全身性強皮症 : 混合性結合組織病 :: ANCA関連血管炎(血管炎症候群のひとつ)ではミコフェノール酸モフェチルよりも寛解維持に優れていた。〔Hiemstra TF et al. Mycophenolate Mofetil vs Azathioprine for Remission Maintenance in Antineutrophil Cytoplasmic Antibody–Associated Vasculitis: A Randomized Controlled Trial. JAMA. 2010;304(21):2381-2388〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アザチオプリン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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