翻訳と辞書 |
アシュヴァッターマン
アシュヴァッターマン ( ''Aśvatthāman'':梵: अश्वत्थामन्)は、インドの叙事詩マハーバーラタの登場人物。導師(グル)ドローナの息子で、バラモンの聖仙バラドゥヴァージャの孫である。父ドローナは、シヴァ神のような勇猛な息子が生まれてきますようにと長年の間苦行を行い、シヴァ神に祈祷をした。その結果、アシュヴァッターマンはシヴァの半化身として生まれた(残りはヤマと貪欲と怒り)。アシュヴァッターマンは7人のチランジーヴィー(不死者)の内の1人であり、クルクシェートラの戦いから生還し、今もなお生き続けている唯一の人物である。アシュヴァッターマンの額には生まれつき、宝石が埋め込まれている。これは人間より下等な生物全てを支配する力を持っていた。この宝石は、アシュヴァッターマンを妖怪、悪魔、毒虫、蛇等の生物から守った。ドローナは、息子のアシュヴァッターマンを深く愛しており、クルクシェートラの戦いで彼が死んだという噂をドローナが聞くと、彼は失意の底に落ちた。この隙を突かれ、ドローナはドリシュタドゥムナに殺されることになった。アシュヴァッターマンはマハラティ 〔K M Ganguly(1883-1896). The Mahabharata,Book 5 Udyoga Parva,Section CLXVIII sacred-texts.com,October 2003,Retrieved 2014-02-11〕 として、カウラヴァに味方し、パーンダヴァと戦った。 聖仙パラシュラーマ、聖仙ヴィヤーサと並ぶ最高位の聖仙であるとされている。 次代のヴィヤーサになり、7番目のマヌヴァントラ、29番目のマハーユガにヴェーダを再編すると言われている。〔K M Ganguly(1883-1896). The Mahabharata,Book 13 Anusasana Parva,SECTION CL sacred-texts.com,October 2003,Retrieved 2014-02-11〕 マハーバーラタでは彼の身体的特徴として、非常に背が高く、色黒で、瞳は暗く、額に宝石が埋め込まれていることが挙げられている。 ビーシュマ、ドローナ、クリパ、カルナ、アルジュナと同様、武器の知識と扱いに最も長けている戦士の1人である。〔K M Ganguly(1883-1896)The Mahabharata,Book 8 Karna Parva,SECTION 20 sacred-texts.com,October 2003,Retrieved 2014-02-11〕 弓術書ダヌルヴェーダ、アートマンについての指南書であるブラーマヴィドヤーをパラシュラーマ、ドゥルヴァサ、ヴィヤーサ、ビーシュマ、クリパ、ドローナから学んだ。アシュヴァッターマンはあらゆる学問を極め、64のカラス(武術)と18のヴィドヤー(学問)を修めている。
==名前の由来== マハーバーラタによると、アシュヴァッターマンとは「馬が鳴いた」という意味であり、これは、彼が誕生時に馬のような泣き声を上げたことに由来している。〔http://www.sacred-texts.com/hin/m01/m01132.htm〕〔http://www.sacred-texts.com/hin/m07/m07193.htm〕〔http://spokensanskrit.de/index.php?tinput=azvatthAma&direction=SE&script=HK&link=yes&beginning=〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アシュヴァッターマン」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|