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アジ科[あじか]
アジ科 はスズキ目の下位分類群の一つ。和名にあるアジ類の他にも、ブリ、コバンアジ、イケカツオ等、約30属150種が所属する。全てが海生で、遊泳力の高い中型から大型の肉食魚である。
==形態== 全長は数十cmのものから1mを超えるものまで種類によって異なる。肛門と臀鰭の間に2本の遊離棘があることで他のスズキ亜目魚類と区別される。 体型は広葉樹の葉のように側扁し体高が高いものが多いが、ブリ属やムロアジ属のように身が厚く紡錘形に近いものもいる。側扁したものは沿岸性、紡錘形は回遊性のものが多い。マアジは同種内でこの2種類の体型が見られる。 鰭は小さいが尾鰭は大きく、V字形に二叉している。ただし属によっては第二背鰭と臀鰭の前半部が長く伸びるものがいる。特にイトヒキアジ属の幼魚は背鰭と臀鰭の鰭条が糸状に伸び、体よりも遥かに長くなって後ろにたなびく状態となる。またムロアジ属、オニアジ、ツムブリでは第二背鰭-尾鰭-臀鰭の間に小離鰭をもつ。一般に遊泳力は高く、かなりの速度で泳ぐ。回遊性のブリは1日に90km泳ぎ続けることもできる〔檜山義夫監修『野外観察図鑑4 魚』1985年初版・1998年改訂版 旺文社 ISBN 4010724242〕〔岡村収・尼岡邦夫監修『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』(アジ科解説 : 木村清志)1997年 ISBN 4635090272〕〔岩井保『魚学入門』2005年 恒星社厚生閣 ISBN 4769910126〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アジ科」の詳細全文を読む
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