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アゾジカルボン酸ジエチル(アゾジカルボンさんジエチル、diethyl azodicarboxylate)は示性式 N2(COOCH2CH3)2 で表される有機化合物である。しばしばDEADと略記される。アゾ基と2つのエステル基を持つ。赤橙色の液体であり、様々な場面で反応試薬として用いられるが、極めて有害である。 ==合成== 広く用いられており市販もされているが、研究室で合成することも可能である。ヒドラジンをクロロギ酸エチルでアルキル化し、続いて塩素と反応させることで得られる。 2 CH3CH2O2CCl + N2H4 → CH3CH2O2CN(H)N(H)CO2CH2CH3 + 2 HCl CH3CH2O2CN(H)N(H)CO2CH2CH3 + Cl2 → CH3CH2O2CN=NCO2CH2CH3 + 2 HCl 2段階目の反応では、赤煙硝酸を用いることもできる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アゾジカルボン酸ジエチル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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