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アゾール : ウィキペディア日本語版
アゾール
アゾール(azole)とは、窒素を1つ以上含む複素5員環化合物の総称である〔この稿では総称であることを強調する場合はアゾール類と記す。〕。IUPAC命名法の基準となる拡張Hantzsch-Widman命名法で窒素を含む複素5員環化合物の語幹が "-azole" となることに由来する。本来ピロールは許容慣用名であり、IUPAC組織名では1''H''-アゾールである。
アゾール類は2つの二重結合を有し、芳香族性を示す。
== 命名法 ==
アゾール類は次に示す許容慣用名〔Rule B-2, Recommendations 1979, IUPAC IUPAC Nomenclature of Organic Chemistry〕以外は拡張Hantzsch-Widman命名法に従って命名される〔Rule B-1, Recommendations 1979, IUPAC IUPAC Nomenclature of Organic Chemistry〕。
* ピロール (pyrrole) —- 1''H''-azole
* 2''H''-ピロール (2''H''-Pyrrole) —- 2''H''-azole
* イミダゾール (imidazole) —- 1,3-diazole
* ピラゾール (pyrazole) —- 1,2-diazole
* イソチアゾール (isothiazole) —- 1,3-thiazole
* イソオキサゾール (isoxazole) —- 1,3-oxazole
* フラザン (furazan) —- 1,2,5-oxadiazole
拡張Hantzsch-Widman命名法では窒素原子数に応じて含窒素複素5員環化合物は
# アゾール (azole)
# ジアゾール (diazole)
# トリアゾール (triazole)
# テトラゾール (tetrazole)
と呼ばれる。また、窒素以外の複素元素(酸素硫黄)も置換されたアゾール類のIUPAC組織名はHantzsch-Widman命名法を基に数詞と共に "Oxa"、"thia" を使った置換命名法("a"命名法)で命名される。
: 例〉1,3,4-チアジアゾール (1,3,4-thiadiazole)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アゾール」の詳細全文を読む



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