翻訳と辞書 |
アタカマ砂漠[あたかまさばく]
アタカマ砂漠(アタカマさばく、スペイン語:Desierto de Atacama)はチリのアンデス山脈と太平洋の間にある砂漠である。全体の平均標高は約2,000mにも達し、その過酷さからアタカマ砂漠への道は「死への道」と恐れられた。砂漠内にはオアシスがあり、東西交易の拠点としてアンデス山脈と沿岸を結んでいる。世界で最も降水量の少ない地域として知られる〔河野孝太郎 理学の現場 第3回 アタカマ砂漠 ASTE望遠鏡 東京大学理学系研究科・理学部ニュース. 45巻, 3号, 2013年9月, pp. 12-12〕。 == 概説 == 東西の幅は平均160kmに満たない一方、南北の広がりは1000kmあり長大な盆地状をなす。アンデス山脈と海岸の山地によって湿った空気が遮断されているため世界でも最も乾燥した砂漠であり、40年間まったく雨が降らなかった地域もある。不毛で岩塩や石灰の堆積層で覆われている所が多く銅、銀、ニッケル、リチウムなどの資源に富んでいる。天然の硝酸ナトリウム(チリ硝石)の産出は世界最大であり、1940年代初期まで大規模に採掘されていた。また、世界最大のリチウム産地である〔世界の国別リチウム鉱生産・確認埋蔵量(2010年)pdfファイル 〕。代表的な寒流であるペルー海流が作る西岸砂漠の一つである。約5000もの地上絵がある。この地上絵はナスカのような巨大な地上絵ではなく、また斜面に描かれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アタカマ砂漠」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Atacama Desert 」があります。
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|