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高分子[こうぶんし]
高分子または高分子化合物(こうぶんしかごうぶつ、英:high polymer ハイ・ポリマー、米:macromolecule マクロモレキュール)とは、原語の字義的には単に「分子量の大きいポリマー」という意味の表現ではあるが、実際には、「繰り返し」の単位が、状あるいは網目状に、共有結合を介して連なった分子量の大きい(10,000以上の)化合物を指している〔培風館『物理学辞典』縮刷版、1998年、p.674〕〔
。明確な定義はないが、
〕。

== 概説 ==
一般的に原子の数が千個程度以上、あるいは分子量が1万程度以上のものは高分子と見なされ、それ以下のものはオリゴマーと呼ばれる。多数の原子を共有結合で連結できる能力をもった元素が骨格(主鎖)となるが、それらは主に炭素ケイ素酸素などに限られる。しかしほとんどの高分子の主な骨格は炭素を主とした有機化合物であり、炭素以外のものを骨格に持つものは無機高分子と呼ばれる。
高分子は低分子とは異なる特徴的な性質を持ち、特に固体溶液力学的、熱力学的特性は低分子のそれとは大きく異なっている。それゆえ高分子物理学、高分子化学といった広範な学問体系を形成するに至る。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「高分子」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Macromolecule 」があります。



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