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アダマール行列 : ウィキペディア日本語版
アダマール行列[あだまーるぎょうれつ]
アダマール行列(アダマールぎょうれつ)とは、要素が1または-1のいずれかであり、かつ各行が互いに直交であるような正方行列である。すなわち、アダマール行列の任意の2つの行は、互いに垂直ベクトルを表す。
この行列は、アダマール符号(あるいはその拡張としてのリード・マラー符号)による前方誤り訂正や、統計学における分散推定のための均衡反復複製(BRR)法などで直接的に用いられる。行列の名前は、フランス数学者ジャック・アダマールにちなんでいる。
== 性質 ==
定義より、''n''次のアダマール行列''H''は以下の性質を満たす。
: H^ H = n I_n \
ここで''In''は''n'' × ''n''の単位行列である。このことから、\det H =\pm n^となる。
行列''M''を、要素が有界で|''Mij''| ≤1 (1 ≤ i, j ≤ n)であるような''n''次複素行列とする。このときアダマールの不等式より、Mの行列式は以下のように有界となる。
: |\operatorname(M)| \leq n^
実行列''M''に関して、上記の不等式において等号が成り立つことと、''M''がアダマール行列であることとは同値である。
アダマール行列の次数は必ず1か2、もしくは4の倍数である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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