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アダムスピーク : ウィキペディア日本語版
アダムスピーク

アダムスピーク(、 - ''Sivanolipatha Malai'')は、スリランカ中央部のサバラガムワ州にあり、ラトゥナプラ北方にそびえる山である。スリー・パーダ (Sri Pada) やサマナラ・カンダ( - ''Samanala kanda'' 蝶の山の意)とも呼ばれる。標高2,238m。
== 名称 ==
スリー・パーダとは、サンスクリット語で、聖なる足跡という意味である。頂上付近にある1.8m大の岩にある穴が足跡に似ており、仏教徒仏陀の足跡、ヒンドゥー教徒シヴァ神の足跡と、イスラーム教徒は人類始祖のアダムの足跡、キリスト教徒聖トーマスの足跡に見立てる。アダムスピークという名前は、イスラーム教徒の主張するアダムの足跡に基づく呼び名である。一方でサマナラはシンハラ語では蝶々(サマナラヤ)の意味で、9月や10月に大量に山で発生する蝶の群れにちなむともいう。
山の別名はスマナ・クータ (Sumanakuta) といい、山の神のがいるとしてあがめられている。白い象に乗り弓矢を持つ狩猟神で、元々は、先住民ヴェッダ人(ウェッダー)の神を祀る聖地であった可能性も高い。なお、タミル語の山名はシヴァノリパタ・マライである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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