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JUN[じゅん]
JUN(ジュン)は、アパレル事業を主力とする株式会社ジュンの商標(ブランド、ロゴマーク)であるが、文字および綴り自体は、いろいろなジャンルで広く用いられている。JUNという名前の由来は、一説にはその当時の社長が6月生まれでJUNEの綴りから一文字除いたものと言われている。 == 概要 == 1958年の創業時においては、上野で試行的にメンズの水着等を販売していた。ブランド設立後、しばらくの間は石津謙介のヴァンヂャケット (VAN)によるアイビールックに対し、配色および柄に独自性を持たせたトラディショナルルックであった。この時期のロゴはVANと同系字体であり、アンチVANを標榜していた。また、VANに比べ、着る人の職業を選ばないという融通性のある路線を採った。その後、コンチネンタルルックに転向し、ロゴも蔦をイメージする独自のものに一新された。そして、Classical Eleganceをテーマとして、リチャードアヴェドンによる、商品とは無関係のイメージ広告(CM)が話題になり、ヨーロピアンスタイルのブランドとして知名度を上げた。また、トータルコーディネートによる個性をセールスポイントにしていた1980年代のDCブランドブームへの方向性を開拓した。また、JUNやDOMONのロゴ入りTシャツの流行は、ブランド名による広告宣伝効果を高めたため、国内のブランド志向の契機となった。この点については、DCブランドブーム以前の、いわゆる少数のデザイナーブランド(川久保玲,山本耀司,三宅一生,コシノジュンコ,松田光弘等)が、各自の独特なスタイリングで知名度を上げたこととは対照的であるが、このイメージ広告(CM)の手法はこれらデザイナーに少なからぬ影響を与えていたことは否定できない。なお、知名度に関しては、1970年代のテレビドラマ「太陽にほえろ!」において、「参考人が『ROPE』(ロープ)というロゴの入った紙袋を持っていた」という証言を元に聞き込みを行う成果がなく、実はロペの紙袋であったとの描写が挿入されたことがある。また、1980年代、4D-BOXという商品名のCGシステムを販売していた。 JUN,DOMON,ROPEの知名度については、いずれも和風の姓や名または風景を連想させ、かつ、ローマ字読みもできるものであり、VANやDCブランド名など外国語によるものとは異なっていることが、社会学的な関心が持たれるところとなっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JUN」の詳細全文を読む
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