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アチェ州[あちぇしゅう]
アチェ州()はインドネシア共和国スマトラ島北端に位置する州である。 == 概要 == アチェ州は2001年までは「アチェ特別州」、2002年から2009年までは「ナングロ・アチェ・ダルサラーム州」(Nanggröe Aceh Darussalam) と呼ばれていた。 1471年にチャンパ王国のからシャー・パウ・リン(後の)が統治に訪れてイスラムのアチェ王国を興した。そのためアチェ語はチャム語や回輝語と近い。 サムドラ・パサイ王国やアチェ王国の時代からイスラーム教学の拠点としての歴史があり、インドネシアの中でもイスラーム信仰が強い地域である。古来より外部の支配者に対する激しい抵抗で知られ、オランダとは長いを戦い、現在のインドネシア政府に対しても、自由アチェ運動が独立を要求して長い内戦状態にあったが、2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震による大津波でアチェが壊滅的な被害を受けたことを機に休戦。2005年8月15日に政府との間で和平協定が結ばれた。その後、独立放棄と武装解除に応じ、インドネシアの「州」であることに同意。アチェ語で国家を意味する「ナングロ」とアラビア語でイスラーム教的な幸福に満ちたという意味の「ダルサラーム」を削ることとなり、2009年4月の州知事令で、正式名称が「アチェ州」に改められた。 北東部をはじめ石油、天然ガスなど豊かな天然資源に恵まれるが、2004年末のスマトラ島沖地震に伴う大津波で州都バンダ・アチェを含む西海岸が甚大な被害を受けた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アチェ州」の詳細全文を読む
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