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番狂わせ(ばんくるわせ)とは、予期せぬ事態により物事が順序どおりに進まなくなること、またはスポーツの試合などにおいて戦力や過去の実績で上回る競技者や競技チームに対して格下と見なされる側が、事前の予想を覆して勝利することを指す言葉である。時には「奇跡」とまで表現されることもある〔国立国会図書館 平成25年企画展示 名勝負!! 〕。 == 概要 == 「番狂わせ」という言葉は江戸時代頃から存在する 。「番」とは、物事の順序を指す言葉で、それが「狂う」ことから「予期せぬ事態によって支障が生じる〔」「志と異なる〔」「当てが外れる〔」「異常〔」「異変〔」「尋常ではない様〔」などの意味を持つようになった。 現代社会の日本では、スポーツなどの勝負事において「番狂わせ」という言葉が使用される機会が多いが、これは相撲の番付の下位に位置する力士が上位力士に勝利することを指して「番狂わせ」と呼ぶようになったことの影響と言われている〔。格下と見做されるチームや体格で劣る者が、創意工夫をめぐらせて戦力差を補い、「番狂わせ」を呼び寄せる様は真剣勝負の世界の醍醐味とも評される。その一方で、ラグビーのように強者が順当に勝ち進む可能性が高い競技もあり〔、身体能力に勝る側に有利に作用するルール改正により、弱者が強者に勝利する可能性がさらに失われている、との指摘もある〔。 類似表現として「大物食い」がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「番狂わせ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Upset 」があります。 スポンサード リンク
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