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アトラスオオカブト属[あとらすおおかぶとぞく]
アトラスオオカブト属(''Chalcosoma'')は、昆虫綱甲虫目カブトムシ亜科に属する分類群。アメリカ大陸のヘラクレスオオカブト属に対して、東南アジアを中心に分布する。世界で3位、アジアで1位の体長を持つコーカサスオオカブトや、大量に輸入されているアトラスオオカブトなどが含まれる。3本の角と、光沢のある体、それに力が強く、闘争心が旺盛であることから、カブトムシの中でもとても人気のあるグループのひとつである。 ==成虫の形態== 大型かつ長角型のオスの場合、角の先端から尾端まで長さは100〜120ミリに及ぶ。脚はいずれも長く、特に付節と爪が長大、鋭利に発達し、垂直かつ比較的直径の細い樹幹での歩行、付着能力に富む。 前胸背板後縁と上翅前縁は双方がナイフのように平たく鋭くとがっており、前中胸背関節を上方に反らせるとそれらが爪切りのような刃物として機能する。これはおもに天敵の霊長類に対する防衛手段と考えられている。人間が手などを挟まれると皮膚が切断されて出血することもあるほどである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アトラスオオカブト属」の詳細全文を読む
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