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アナザー・カントリー
『アナザー・カントリー』(''Another Country'')〔タイトルはイギリスの外交官の詩「我は汝に誓う、我が祖国よ」の第3連「''I Vow to Thee, My Country''」から採られている。グスターヴ・ホルストの「「惑星」の「木星」」に合せて、この詩が歌われるイギリスの愛国歌の一つ。〕は、1981年初演のの舞台劇およびそれを原作とする1984年のイギリスのドラマ映画。1930年代のイングランドの全寮制のパブリックスクールを舞台に、同性愛や共産主義に傾倒していくエリート学生たちを描いている。主人公ガイ・ベネットは、実在のスパイ「ケンブリッジ・ファイヴ」のメンバーの1人だったをモデルにしている。 第37回カンヌ国際映画祭芸術貢献賞受賞。 == ストーリー == 1983年モスクワ。米国人ジャーナリストがガイ・ベネットにどうして祖国イギリスを裏切り、スパイになり、ロシアに亡命したのかインタビューする。ガイはパブリック・スクールの話から始める。 1932年夏。ガイは第一次大戦で戦死した卒業生を讃えるミサで美少年ハーコートに一目惚れする。自由主義者のガイは最終学年が始まれば自治会エリート「ゴッド」に選ばれるはずだった。ゆくゆくは外交官となり、パリ駐在大使になる輝かしい未来が約束されていた。トミーという共産主義者の親友がいた。その後、同寮の学生が同性愛の現場を舎監に目撃され、自殺する。寮の責任者バークレイは自責の念にかられる。デラヘイは特権を活かして尊大に振る舞う。メンジーズはガイを同性愛者であるとして「ゴッド」への指名を拒否、明るいはずのガイの未来は閉ざされる。トミーの思想に感化され、特権社会の打破のために二重スパイの道を選ぶ。トミーは後にスペイン内戦の志願兵となって戦死する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アナザー・カントリー」の詳細全文を読む
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