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アニリール・セルカン(Serkan Anilir、1973年3月22日 - )は、トルコの人物。工学者(建築学)を自称して、元・東京大学大学院工学系研究科助教を務めていたが、不正な手段によって博士号を取得したとして東京大学創立以来初の学位取り消し処分を受けた〔「東大トルコ人助教博士号剥奪――学位論文の4割盗用」『讀賣新聞』48145号、14版、読売新聞東京本社、2010年3月6日、37面。〕〔「東大トルコ人助教、博士号取り消し――自称『トルコ初の宇宙飛行士候補』――論文の4割、149ページで盗用」『朝日新聞』44492号、14版、朝日新聞東京本社、2010年3月6日、37面。〕。 == 人物 == 以下の経歴には本人の著書の内容や自称などに基づく客観的に確認できない情報を含んでいます。 この節の以下の記載は主に自著によっているが、このような経歴に関して疑惑が示されている(「略歴」、「外部リンク」の節参照)。 幼い頃に彼は当時宇宙で使われていた太陽光発電を使用し、発電した電気でサッカー場を照らすアイディアを発案。その模型を作り出品した。それがスイスで寄宿学校を経営している者の目に留まったことから、家族会議の末、海外で一人暮らしを始めるようになる。以後25年間、家族とは離れた生活を送ることとなる〔『宇宙エレベーター』 p36-41〕。 学生時代、多分野にまたがった研究活動に従事しながらも、暇な時間が発生。その暇な時間を使って、かねてから興味のあったタイムマシンの実験を仲間達と行い、地域で話題を呼ぶ。実験は失敗に終わるが、このときの体験をもとにした書籍が、後に日本で発行された。 NASAでの研究時、母国のトルコではトルコ出身の宇宙飛行士を輩出しようという世論が高まっており、トルコ空軍長直々の推薦で宇宙飛行士候補に選ばれる〔『宇宙エレベーター』 p16-17〕。これはスキー選手として国の代表になった経験もあり、健康面で有利だったこと、大学時代にパイロットのライセンスを取っていたこと、さらに、現役のNASA研究員であったことなどが有利に働いたためと思われる。以後もテスト、および訓練プログラムを突破し、2004年10月、晴れてNASAの宇宙飛行士候補生となる〔『宇宙エレベーター』 p22〕。 趣味・特技としてはスキーに加え、語学・音楽・美術が挙げられる。まず語学に関しては8カ国語〔宇宙飛行士候補、工学博士 アニリール・セルカン氏(前編) 日経BP(2007年7月6日)〕〔に加え、古代語〔を用いることができる〔『宇宙エレベーター』 第4章「歴史の旅」〕らしいが、発音が解明されていない言語も含まれる。 また、毛利衛が館長を務める日本科学未来館の企画した映画『宇宙エレベータ 〜科学者の夢みる未来〜』では監修を務め〔『「宇宙エレベータ 〜科学者の夢みる未来〜」公式サイト 』。〕、プロダクション・アイジー/士郎正宗原作のアニメ『RD 潜脳調査室』ではフューチャースーパーバイザーを務める〔日詰明嘉「東大シンポジウム『アニメがみる未来』:『RD 潜脳調査室』も登場」『アニメのイベントや講演会のレポート 』アニメアニメジャパン、2008年3月15日。〕など、アニメのスタッフとしても名を連ねている。和歌山県東牟婁郡串本町の「串本大使」第1号を務めていたが、論文盗用問題の発覚により解任された。 トルコ軍で兵役に就くために2010年3月30日にトルコに出向いた〔管理人から現状のご連絡です。 ''アニリール・セルカン日本語ブログ''〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アニリール・セルカン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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