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アパレウス()は、ギリシア神話の人物で、メッセーネーの王である。アレネー市の創建者。 ペリエーレースとゴルゴポネーの子で、テュンダレオース、イーカリオス、レウキッポスと兄弟。しかしテュンダレオスとイーカリオスはゴルゴポネーの再婚相手のオイバロスの子であるともいわれる。妻はオイバロスとゴルゴポネーの娘アレネーで、イーダース、リュンケウスの父。 都市アレネーの名は妻にちなむとされ、『イーリアス』にも名が挙げられている。 ペリエーレースの死後、アパレウスはレウキッポスとともにメッセーネーを支配したが、アパレウスの勢力はやがてレウキッポスより有力になっていった。 彼のもとにはしばしば国を追われた者がやって来て、アパレウスは彼らを受け入れてやった。特にネーレウスは土地を与えられピュロスを創建した。 アパレウスの子イーダースとリュンケウスはアパレウスにちなんでアパレーティダイ(アパレウスの子供たち)とも呼ばれ、特にイーダースは当世最強の英雄との名声があったが(『イーリアス』)、後に2人とも死んでしまい男子がいなくなったため、メッセーネーの支配権はネーレウスの息子ネストールに移ったという。 == 参考文献 == *アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) *パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) *ホメロス『イリアス(上)』松平千秋訳、岩波文庫(1992年) *高津春繁『ギリシア・ローマ神話集』、岩波書店(1960年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アパレウス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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