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アフリカ主導マリ国際支援ミッション(英語:African-led International Support Mission to Mali、略称:AFISMA)は、マリ北部紛争でイスラム反政府勢力の脅威に曝されているマリ共和国政府を支援するため、西アフリカ諸国経済共同体加盟国によって編成された軍事ミッションである。ミッションは2012年12月20日に採択された国際連合安全保障理事会決議2085に基づき承認され、内容は「アフリカ主導マリ国際支援ミッション(AFISMA)は最初の1年間の展開」を承認する事となっている〔Security Council SC/10870 〕。 ミッションは当初の予定で2013年9月から開始されるはずであったが、反乱軍の予想外に進撃により2013年1月にフランスが軍事介入し、西アフリカ諸国経済共同体は急遽ミッションを開始し部隊を展開する事を決定した。1月15日、ナイジェリア政府は24時間以内に先遣隊200人を派遣すると発表した〔Mali: troupes du Nigeria dans les 24h 〕。1月17日にナイジェリアはマリに陸軍と空軍を展開する〔Dancing Nigerian soldiers prepare for Mali combat 〕〔Nigeria: Air Force Sends War Planes to Mali Thursday 〕。アフリカ主導マリ国際支援ミッションの初代司令官にはナイジェリア軍のシェフ・アブドゥルカディル少将(Shehu Abdulkadir)が〔Mali conflict: West African troops to arrive 'in days' 〕、副司令官にニジェール軍のヤヤ・ガルバ准将(Yaya Garba)が、参謀長にセネガル軍のジャン・ポール・ナタブ大佐(Jean Paul Ntab)が就任する〔Mali: MISMA debuted its operations on Friday in Mali 〕〔Westafrikanische Staaten schicken bis Montag 3.300 Soldaten nach Mali 〕。 == 経過 == 1月15日、ナイジェリア政府は当初予定していた派遣部隊300人を600人にまで増強し、次の24時間で先遣隊200人の兵士をマリに派遣する〔Mali: troupes du Nigeria dans les 24h 〕。1月18日、ナイジェリア政府は更に300人を増強することを決定した。最終的にナイジェリアは1,200人にまで規模が膨れ上がっている。1月が終わるまでに2,000人の将兵が派遣され、任務の長期的展開に備え3,000人以上が加盟国軍から抽出される必要があるとされる〔Malische Armee drängt Islamisten zurück 〕。 1月16日、バマコ・セヌー国際空港にナイジェリア軍80人とトーゴ軍40人の先遣隊が到着する〔Islamistischer TerrorismusEcowas fordert logistische Hilfe in Mali 〕〔Deployment to Mali: Two soldiers killed, five wounded in Kogi explosion 〕。 1月18日、ナイジェリア空軍からアルファジェット軽攻撃機2機をニジェールのニアメに移動し作戦に備える。派遣要員66人をG.222戦術輸送機でマリまで空輸するよう命じた。C-130戦術輸送機はナイジェリア陸軍部隊と資器材の空輸任務を続行した。更にMi-35戦闘ヘリコプターの移動の予定も発表される〔Nigeria: NAF Deploys F7 Supersonic, Alpha Jets to Mali 〕〔Nigerian Air Force Begins Deployment of War Planes to Mali Today 〕〔Nigeria: Air Force Deploys Two Alpha Jets to Mali 〕。 ナイジェリア軍のボーラ・コレオソ少将(Bola Koleoso)は、コギ州オケネ(:en:Okene)にて移動中であった軍の車列が路傍爆弾の爆発により兵士2人が死亡し5人が負傷したとAPF通信社に語った。攻撃を受けた車列はアフリカ主導マリ国際支援ミッションに派遣される80人の先遣隊であった。コレオソ少将は犯行がボコ・ハラムによるものとの疑いを持っていると伝える 〔〔。18日夜から19日にかけてはナイジェリア、トーゴ、ベナンからの計260人の兵士が到着している〔Opération Serval : point de situation du 19 janvier 2013 〕。 1月19日、西アフリカ諸国経済共同体はアビジャンで緊急首脳会議を開き、国際連合をはじめとした国際社会に軍事や財政支援を行うように要請する〔Mali : les troupes françaises progressent vers le nord 〕。 4月25日、国際連合安全保障理事会で国際連合マリ多元統合安定化ミッションの設立が認められ、この実施部隊の大半が本ミッションから引き継がれる予定で、任務開始時期は同年7月からを予定している〔時事ドットコム マリPKO創設を決議=1万2000人規模、7月展開-国連安保理 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アフリカ主導マリ国際支援ミッション」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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