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アフロ・ユーラシア大陸(アフロ・ユーラシアたいりく、Afro-Eurasia)は、アフリカ大陸とユーラシア大陸を合わせた大陸であり、現在、地球表面上における最大の陸塊である。普通は別の2つの大陸として数えることが多いが、両者はスエズ地峡で繋がっていたため(現在はスエズ運河で寸断)、これを1つの大陸(超大陸)と見なすことができる。ユーラフラシア(Eurafrasia)〔 "The University of California African Expedition: I, Egypt" . ''American Anthropologist,'' New Series, Vol. 50, No. 3, Part 1 (Jul. - Sep., 1948), pp. 479-493.〕、アフラシア(Afrasia)〔という用語もあるが、あまり使われない。 == 概要 == アフロ・ユーラシア大陸は、古代より知られたエクメーネであり、周辺の島々を含めると、84,980,532平方キロメートルの面積を有し、2006年現在、全人類の85%である約57億人が住んでいる〔World Population Prospects: The 2006 Revision (Highlights) に基づく。〕〔2013年段階では約60億人に増加している。〕。歴史的には古代文明と数多くの大帝国を興起させてきた地域であり、今なお人口や経済活動の面で世界の主要な部分を占めている。 「旧大陸」の呼称は、アフロ・ユーラシア大陸とほぼ同じ対象を指しているが、そこには必ずしも単一の陸塊という意味合いはない。それに対し、「アフロ・ユーラシア大陸」の呼称は、文脈に応じて周辺島嶼を含まない、単一の陸塊の意味合いで用いられることがある。旧大陸(旧世界)はまた、「東半球」と称されることも多いが、この呼称は西半球すなわちアメリカ大陸の見方に立った表現といえる。 近代とくに第一次世界大戦後は、地政学の影響が強まり、その観点からアフロ・ユーラシア大陸の本体だけを指して「世界島」と呼ぶ風潮が一時流行した。これは、イギリスの地理学者で政治家でもあったハルフォード・マッキンダーの造語によるもので、ここではグレートブリテン島(イギリス)、アイルランド島(アイルランド)、日本列島(日本)、マダガスカル島(マダガスカル)など周辺の島々は含まれない。これは、当時、陸軍を重視する大陸の諸勢力にあっては、半島や島などへの進軍は軍事的に不利と考えられたことを前提としている(→項目「''ハートランド'' 」を参照)。 地質学的には、仮説の超大陸「パンゲア大陸」がアフロ・ユーラシア大陸の母体になったと考えられる(→次節「''地質'' 」参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アフロ・ユーラシア大陸」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Afro-Eurasia 」があります。 スポンサード リンク
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