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アブサロン級多目的支援艦(あぶさろんきゅうたもくてきしえんかん、、)は、デンマーク海軍に所属する多目的支援艦である。 名前の由来は同国の大司教で軍事指導者だったアブサロンより。 == 船体・機関 == 本級は、基本的に輸送艦・揚陸艦および機雷戦艦艇としての運用を前提としている(ペナント・ナンバーも揚陸艦を表すLが付与されている)が、マルチハザード化およびグローバル化に伴う任務の多様化から、戦闘艦としての能力も求められることとなった。 この要請に伴い、本級は''スタンフレックス・シリーズSF-3500''と呼ばれる設計を採用している。これはフリゲートに準じたものであり、後にはアイヴァー・ヒュイトフェルト級フリゲートでも同系列の設計が採用された。ただし、アイヴァー・ヒュイトフェルト級とは異なり、支援艦としての性格が強いことから、エンジン数が半減しているほか、後述の多目的甲板を備えるために、シルエットも甲板1層分高くなっている。 SF-3500においては、その名の通り、スタンダード・フレックス・コンセプトが適用されている。これは各種の装備をモジュール化して搭載することによってその柔軟性を高めようというものであり、これを適用されたものとしてはフリーヴェフィスケン級哨戒艇(SF-300型)が有名である。 また、従来のスタンフレックス・シリーズよりも高度な多用途性を獲得するため、本級では、艦内に915m²の多目的甲板を設けている。この多目的甲板に各種の設備を搭載することで、#支援艦機能に見られるように、様々な用途での運用が可能となっている。多目的甲板は、両舷と船尾の車両用ランプ、および艦尾の舟艇揚降用ハッチによって、外部と接続している。 戦争以外の軍事作戦などで、本国から離れた遠隔地に進出して活動することを考慮して、艦内にはトレーニングジムや大型テレビなどが設けられ、また食堂には北欧製の木製テーブルやルイス・ポールセンのインテリア照明が設けられているなど、快適な艦内生活が送れるよう気が払われている。 L16 Absalon with Lynx.jpg|艦尾側。2機分のハンガーと艦尾の舟艇揚降用ハッチが見える。 RDN LCP2 SRC90E.jpg|舟艇揚降用ハッチの開放シーン。SRC90E舟艇がクレーンに吊下されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アブサロン級多目的支援艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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