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アブステンション作戦 (Operation Abstention) は第二次世界大戦中のイギリス軍の作戦の一つで、1941年2月後半に実行されたカステロリゾ島の占領作戦。カステロリゾ島はトルコの沿岸にある当時イタリア領であった島。 イギリス軍はドデカネス諸島攻略の足がかりとして同島を占領しようとしたが、イタリア側守備隊の頑強な抵抗にあって失敗した。 ==作戦== === 背景 === 1941年1月、イギリス軍のタラント空襲とコンパス作戦によるイタリア地中海艦隊及びリビア方面軍への打撃によって、地中海海域の連合軍陣営は枢軸軍陣営に対して優位に立っていた。イギリス地中海艦隊のアンドリュー・カニンガム提督は次の攻勢としてドデカネス諸島攻略に着手し、ドデカネス諸島で最も東にあるカステロリゾ島の占領を計画した。同島はロドス島から80マイル (70海里/130km) の距離に位置していた。この攻略作戦はエーゲ海を勢力下におくための第一歩であると考えられていた〔Simpson, p. 85〕。 イギリス軍側はイタリア軍側の防衛体制が崩れかかっていると想定していた。しかし地中海のイタリア空軍・イタリア海軍は依然としてエジプト・ギリシャ間の輸送路に対する攻撃能力を有していた〔Bragadin, p. 80〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アブステンション作戦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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