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アブラツツジ : ウィキペディア日本語版
アブラツツジ

アブラツツジ(油躑躅、学名:''Enkianthus subsessilis'')はツツジ科ドウダンツツジ属落葉低木
==特徴==
樹高は1-3mになる。若いは赤褐色で無毛。は5個が枝先に集まって互生する。葉柄は長さ1-3mmになり縮れた毛が散生する。葉身は倒卵形または楕円形で、長さ1.5-4cm、幅0.8-2cmになり、先端はややとがるか鈍く、下部はしだいに狭くなり葉柄に流れる。葉の表面はほとんど無毛か主脈上に短い軟毛が生え、裏面の主脈上に開出する細毛が生え、褐色の縮れた毛が混じることがある。先端に腺状突起があり、縁には先端が鉤状で短い毛状になる細鋸歯がある。
花期は5月中旬-6月下旬。枝先に長さ3-5cmの総状花序をつけ、5-14個の花が長さ1-2cmの花柄の先端に下垂してつく。花序軸には開出する短毛が密生する。は広鐘形で深く5裂し、裂片の先端はとがる。花冠は緑白色で、長さ4-5mmあり、つぼ形で先端が狭まって浅く5裂し、裂片は反曲する。雄蕊は10本ある。果実は長さ2-3mmの楕円状円形になる蒴果で下向きにつく。種子は長さ2mmの長楕円形になり、なめらかで翼はない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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