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アブラヒガイ : ウィキペディア日本語版
アブラヒガイ

アブラヒガイ(脂鰉、学名:''Sarcocheilichthys biwaensis'')は、コイ科ヒガイ属に分類される淡水魚の一種。ヒコヒシコセグロの別名がある。琵琶湖固有種であり、湖北部の岩礁地帯に生息する。
== 形態 ==
全長は約20cmほどになる。ごく短い口ひげが1対ある。が長く、両眼の間隔が狭い。また両眼が側方に出ている等の特徴がある。これは主に生息する岩礁地帯の地形に合わせ、岩の間に潜む餌となる小動物をとるのに都合がよい形態になったと考えられている。全身が黄褐色であり、和名の「アブラ」の語源となっている。背鰭や体側に斑紋があるが、不明瞭である。また若魚の時には体側にはっきりとした縦帯があるが、成長するにつれて薄れる。繁殖期になるとオスには婚姻色が現れ、体色が黒ずみ追星が現れる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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