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アマルガム・コミックス(Amalgam Comics)は、アメリカの二大漫画出版社であるDCコミックとマーベル・コミックが協同で展開した、架空のアメリカン・コミック出版社である。 二大出版社によるクロスオーバーミニシリーズ『マーベル VS DC』と連続する形で、1996年と1997年にDCコミックとマーベルコミックから毎年それぞれ6冊ずつ、計24タイトルが発刊された(これに先立つ単発のクロスオーバー『グリーンランタン/シルバーサーファー:アンホーリー・アライアンス』(Green Lantern / Silver Surfer : Unholy Alliances)の最後のコマに、このクロスオーバーを予感させる描写が唐突に登場している)。 アマルガムとは、水銀と他の金属との合金の総称である。 == アマルガムユニバースの起源 == DCユニバースとマーベルユニバース、それぞれの世界を象徴する超存在(「ブラザーズ」と呼称される)が永劫の忘却の後に各々の存在を認識したとき、ブラザーズは互いに唯一絶対の存在であろうとし、2つの世界は互いの存亡を賭けた戦いの場となった。 ブラザーズは互いのユニバースに存在するヒーローやヴィランを選び出し、一対一の対決をさせることを選んだ(勝利者の多い世界が生き残る)。組み合わせは以下の通り(DC対マーベルの順に記載。太字は勝者)。 ; 勝敗の結果 : スーパーマン 対 ハルク : バットマン 対 キャプテン・アメリカ : ロボ 対 ウルヴァリン(X-メン) : ロビン 対 ジュビリー(X-メン) : アクアマン 対 ネイモア・ザ・サブマリナー : グリーンランタン 対 シルバーサーファー : キャットウーマン 対 エレクトラ : ザ・フラッシュ 対 クイックシルバー(X-メン) : キャプテン・マーベル 対 ソー : スーパーボーイ 対 スパイダーマン : ワンダーウーマン 対 ストーム(X-メン) マーベルの勝利で戦いが終わり、世界の破滅が近づいたとき、互いを認め合ったブラザーズは一つの存在に合一した。これによって、マーベルユニバースとDCユニバースは無かったものとなり、アマルガムユニバースが誕生した。 アクセス(Access、『マーベル VS DC』、『アマルガム』、『トータル・アクセス』の三つのミニシリーズのために作られ、DCとマーベルが共同で所有しているキャラクター)は、二つの世界を行き来し、ゲート・キーパーを勤めることとなった。 アマルガムユニバースの中で、アクセスとドクター・ストレンジフェイトの二人だけが、「世界はもともと二つだった」いうことを覚えていた。アクセスは世界を元に戻そうとし、ドクター・ストレンジフェイトは、アマルガムユニバースを唯一のものとして守護しようとして争った。 しかし、DCユニバースの番人スペクターと、マーベルユニバースの多元宇宙を見守るリビング・トリビューナルの協力によって、完全な融合は寸前で食い止められていた。アクセスはそこにゲート・キーパーの力を注ぎ込み、アマルガムユニバースの分割に成功する。 だが、それに怒ったブラザーズ同士が直接、戦いを始めてしまう。互角の力を持ったブラザーズの全面衝突で全宇宙が破滅する寸前、アクセスがバットマンとキャプテン・アメリカをブラザーズの前に導いた。二人のヒーローの、壮絶でなおかつ高潔な人生を読み解いたブラザーズは和解し、全ては元に戻ったのである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アマルガム・コミックス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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