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アミスクウィア
アミスクウィア(Amiskwia)は、古生代の海産無脊椎動物の一つである。バージェス生物群で発見され、この生物群の中では数少ない遊泳性の動物と考えられる。分類学的な位置については論議がある。 == 特徴 == アミスクウィア ''Amiskwia sagittiformis'' は、体長11-23mm程度の小型の動物化石である。細長くて、全体に腹背から扁平で、付属肢や体節はない。また全体に柔らかな体で、硬化した部分や外骨格を持たない。 全体は、先端に頭部が区別できるほかにはっきり区別できる部分はない。先端はやや狭まり、後方へ広くなってからまた狭まり、ここまでが頭部として区別できる。頭部の先端には互いに少し離れた位置に、一対の触角めいた触手らしいものがある。触手は頭部の長さ程度で、先端に向かって細まる。関節などはないようである。 それ以降の胴体はあまり幅が変わらないまま後端にいたり、水平に広がった丸っこい三角の鰭らしいもので終わる。実際には胴体半ばにも幅の広い部分があるが、これも鰭が左右に突き出しているものと見なされている。いずれの鰭にも条は入っていない。 内部構造についてはあまりわかっていない。消化管は頭部の下面中央に口が開き、後端尾ひれの付け根に肛門があって、頭部の口の上でふくらんでいる他は単純で、その間を真っ直ぐに繋いでいるらしい。また、頭部中程にある程度まとまった組織が区別され、脳であったと考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アミスクウィア」の詳細全文を読む
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