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アミメアリ : ウィキペディア日本語版
アミメアリ

アミメアリ(網目蟻) ''Pristomyrmex punctatus'' は、ハチ目(膜翅目)・アリ科・フタフシアリ亜科に分類されるアリの一種。東南アジアから東アジアにかけて広く分布する小型のアリで、人家周辺でも見られる。日本では長い間''P. pungens''という学名を使っていたが、2003年にWangが本種を''P. punctatus''のシノニムと見なしたため学名変更となった。
== 形態 ==
体長は3mmほど。頭部と胸部、腹柄節は茶褐色だが腹部は黒褐色で、丸く光沢がある。腹部の形態は涙滴型であるが、尖った方を下に向けているので、上から見ると球形に見える。頭部と胸部には光沢がなく、表面に細かい目状の隆起がめぐらされていて、和名はここに由来する。網目模様は肉眼では判りにくいが、ルーペなどを使うと観察できる。また拡大して観察すると、胸部に1対の鋭い棘状の突起が後方に突き出しているのが目立つ。フタフシアリ亜科だけに腹柄節は2つある。下を向いた腹端には微細な毒針があるが、これを獲物を襲ったり群れを防衛するために積極的に使うことはないようで、人間が刺されて被害があったという報告もない。見かけは同じフタフシアリ亜科のオオズアリ類に似るが、体色の配色が異なること、オオズアリの小型働きアリよりも比較的頭が大きく全体的にも太めの体型であること、大形働きアリ、いわゆる兵隊アリがいないことなどで区別できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アミメアリ」の詳細全文を読む



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