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アミューモーネー : ウィキペディア日本語版
アミューモーネー
アミューモーネー () は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してアミュモネとも表記される。アルゴスダナオスの50人の娘(ダナイデス(ダナイスたち))の1人で、海神ポセイドーンとの間にナウプリオスナウプリアの創建者)を生んだ。
神話によると女神ヘーラーとポセイドーンがアルゴスの領有権をめぐって争ったとき、河神イーナコスはヘーラーに有利な判定を下した。怒ったポセイドーンはアルゴリス地方にひどい旱魃を起こして報復した。そのためダナオスは娘たちにを求めさせた。
そこでアミューモーネーも他の姉妹たちと同じように水を捜して歩いたが、あるとき鹿を発見し、を投げた。ところが槍はそれて、眠っていたサテュロスに当たった。するとサテュロスは目を覚まし、アミューモーネーに欲情して襲いかかった。彼女が叫んで助けを求めると、ポセイドーンが現れ、三叉戟を投げてサテュロスを追い払った。
アミューモーネーはポセイドーンに感謝して、一夜をともに過ごし、2人の間にナウプリオスが生れた。またポセイドーンは彼女を助けるときに投げた三叉戟が大地を撃った場所からを湧き出させ、アルゴスを旱魃から救った。
この泉はレルネーの泉、あるいはアミューモーネーの泉と呼ばれ、のちにヘーラクレースヒュドラーを退治したのは、この泉のそばであったという。
== 参考文献 ==

*アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
*高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アミューモーネー」の詳細全文を読む



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