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アメリカ合衆国副大統領[あめりかがっしゅうこくふくだいとうりょう]
アメリカ合衆国副大統領(アメリカがっしゅうこくふくだいとうりょう、Vice President of the United States、略称:VPOTUS、通称:VP(ヴィーピー)・Veep(ヴィープ))は、アメリカ合衆国の行政府を代表する第2位の官職である。 == 職務 ==
大統領が死亡・辞任・免職などにより欠けた場合は、副大統領が大統領に昇格する〔合衆国憲法修正25条第1節。〕。事故・病気などにより大統領が一時的に職務遂行不能になった場合は、副大統領が臨時に大統領権限を代行する。 副大統領はまた上院議長を兼務し、可否同数の場合のみ均衡を破る1票 (議長決裁票、tie breaking votes) を投じる。ただし副大統領は上院議員ではないので、今日では実際に上院本会議場に赴いて議事進行を司ったり採決に加わったりすることは稀であるが、皆無ではない(通常の議事進行は上院仮議長代行が行う)〔ただし副大統領は上院議長として1960年代初頭までは日常的に上院本会議の議事進行を司っていた。副大統領に上院議員出身の者が圧倒的に多い一因もここにある。しかし第二次世界大戦終盤の1945年と冷戦中の1963年にハリー・トルーマンとリンドン・ジョンソンが次々に大統領に昇格するという事態が起ると、以後の副大統領にはもっぱら「控え」としての存在が求められるようになり、その結果ホワイトハウスに出入りして閣議に出席することの方が日常的となり、上院本会議の議事進行を行うことは稀となった。〕。議院規則により、議論に参加することはできない。今日でも、大統領の一般教書演説などが行なわれる上下両院合同会議が開かれるときに下院本会議場で下院議長と共に務める共同議長の役目は、副大統領の議事進行の姿として広く認知されている。また、大統領選挙の選挙人投票結果は各州より上院議長としての副大統領に送付され、両院合同会議で副大統領自身の議事進行により集計・認証する。この際、副大統領自身が大統領候補もしくは副大統領候補であっても、それを理由として任務を上院仮議長等に委ねることはない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメリカ合衆国副大統領」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vice President of the United States 」があります。
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