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国家安全保障問題担当大統領補佐官(こっかあんぜんほしょうもんだいたんとうだいとうりょうほさかん、Assistant to the President for National Security Affairs)は、アメリカ合衆国大統領に対して国防や外交全般にわたって幅広い助言や政策立案を行う補佐官の正式名称。通常は英語では「National Security Advisor」、日本語では国家安全保障担当補佐官と略して呼ぶことが多い。 補佐官という肩書きではあるが、政権内の国家安全保障担当職としては閣僚である国務長官や国防長官と並ぶ合衆国政府の最重要ポストの1つである。 :国務長官は外交を統括する筆頭閣僚〔ニクソン大統領、アグニュー副大統領の辞表提出先は国務長官であった。また大統領継承順位は閣僚の中で1位である。〕であり、国防長官は膨大な予算・武装兵力・強力な情報機関〔DIA、NSA、NRO〕をにぎる重要閣僚である。補佐官は大統領と毎日接し、政策を提言し決定の中心となっている。 このため、補佐官時代は国務長官をないがしろにし、後に国務長官に任命された者(キッシンジャー(最初は補佐官兼務)、パウエル、ライス)や国防長官に任命された者(カールッチ)、政策上の対立から国務長官を政権から追い出してしまった者(ブレジンスキー)など、その顔ぶれには大物が名を連ねている。 補佐官の地位を高めたのは、マクジョージ・バンディだと言われる。それまでの従属的地位からアメリカの政策決定の中心になるようにした。 == 職務 == *国防・外交問題の大統領最高顧問 *国家安全保障会議事務局を担当する大統領直属スタッフ (事務局長は別にいる) *最高政策文書「国家安全保障決定覚書」 (NSDM) の発行責任者 *情報工作命令「国家安全保障情報指令」 (NSCIDs ノンスキッズ) の発行責任者 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国家安全保障問題担当大統領補佐官」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 National Security Advisor (United States) 」があります。 スポンサード リンク
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