|
アメリカ合衆国国際連合大使(アメリカがっしゅうこくこくさいれんごうたいし、)は、国際連合においてアメリカ合衆国政府代表部を代表する国連大使。 正式には「国際連合アメリカ合衆国政府代表部代表特命全権大使、及び国際連合安全保障理事会アメリカ合衆国代表」であり、略してアメリカ国連代表とも呼ばれる。現職は、2013年8月に就任したサマンサ・パワー。 アメリカ国連代表は、国連安全保障理事会で合衆国を代表する権限を持ち国連総会に出席するが、より高位の代表者(アメリカ合衆国国務長官やアメリカ合衆国大統領)が出席した場合はその限りではない。また他のアメリカ合衆国大使と同様、アメリカ国連大使に就任する際も、大統領の指名を受けた上で上院の承認を得なければならない。 ヘンリー・カボット・ロッジ・ジュニア、アドレー・スティーブンソン、ジョージ・H・W・ブッシュ、ダニエル・パトリック・モイニハン、アンドリュー・ヤング、ジーン・カークパトリック、リチャード・ホルブルック、マデレーン・オルブライト、ビル・リチャードソン、ジョン・ダンフォースら、米国の著名な政治家や外交官が当職を歴任している。 ==閣僚としての扱い== アメリカ国連大使はアメリカ合衆国内閣の一員ではないが、閣僚級の扱いを受けることがある。フォード、カーター、レーガン大統領の時代、国連大使は閣僚級の扱いを受けたが、自身も国連大使を務めたジョージ・H・W・ブッシュ大統領は国連大使を閣僚級とはしなかった。その後、クリントン政権下では再度閣僚として扱われるようになったが、ジョージ・W・ブッシュ大統領のとき(2001年から2009年まで)は閣僚級とせず、オバマ政権になって再度閣僚級の扱いとなった。前国連大使ジョン・ボルトンは閣僚級と認めることに反対し、公に次の様に理由を述べている。「第一に、(国連大使を閣僚級とすることは)アメリカの外交における国連の役割と重要度の過大評価に他ならず、第二に、同じ部署(国務省)に2人の長官はいらないからだ。」 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメリカ合衆国国際連合大使」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 United States Ambassador to the United Nations 」があります。 スポンサード リンク
|