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アメンホテプ1世[あめんほてぷ1せい]
アメンホテプ1世(在位:紀元前1551年 - 前1524年)は、古代エジプト第18王朝の第2代ファラオ(王)。即位名はジェセルカラー。意味は「聖なるはラーの魂」。 幼くして父イアフメス1世を亡くし、母である王妃イアフメス・ネフェルトイリが摂政として後見することでファラオとして即位を果たす。その名の通り、アメン神への信仰が深く、テーベにアメン神を祀るカルナック神殿を建設した。これには篤信という以外に、娘婿で後継者であるトトメス1世の地位を安定させるための政治取引として、当時はテーベ南方の地方神であった新興のアメン神を後援したという意味もあった。このほか内治においては官僚制度を整備し、軍事面では父イアフメスが戦争に苦しんだことから、軍事制度を全面的に改革したのちシリアやヌビアへの遠征を行い、成功させている。彼の作り上げた戦闘集団としてのエジプトの軍隊と優秀な官僚制度は新王国繁栄の礎となった。 彼のミイラは現在、カイロのエジプト考古学博物館で展示されている。その胸元には埋葬時に添えられたと思われる数輪の花も残っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメンホテプ1世」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Amenhotep I 」があります。
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