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アリストロキア酸 : ウィキペディア日本語版
アリストロキア酸[ありすとろきあさん]

アリストロキア酸 (Aristolochic acid) は、ウマノスズクサ属 ''Aristolochia'' およびカンアオイ属 ''Asarum'' の植物など〔FDA/CFSAN: Attachments to FDA Concerned About Botanical Products, Including Dietary Supplements, Containing Aristolochic Acid 〕に含まれる、フェナントレン骨格を持つ芳香族カルボン酸
アリストロキア酸 I (8-methoxy-6-nitro-phenanthro-(3,4-d)-1,3-dioxolo-5-carboxylic acid) と、アリストロキア酸 II (6-nitro-phenanthro-(3,4-d)-1,3-dioxolo-5-carboxylic acid) の 2 種類 が知られている。II 体は I 体のメトキシ基を水素原子に置換した構造をもつ。
== 毒性 ==
アリストロキア酸には腎毒性があることが確認されている。また、国際がん研究機関は Group 2A (ヒトに対しておそらく発がん性がある)に分類している。また、バルカン腎症の原因物質である〔バルカン腎症の原因物質としてのアリストロキア酸およびオクラトキシンA 日本環境変異原学会大会プログラム・要旨集 (38), 140, 2009-11-06〕。
ウマノスズクサ属の植物は生薬として用いられたり、あるいは他の生薬や作物に混入していることがあり、含有されるアリストロキア酸に由来する腎機能障害が報告されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アリストロキア酸」の詳細全文を読む



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