|
アルコベンダス盆栽博物館(, MBA)は、スペイン・マドリード州アルコベンダスにある盆栽の博物館。1995年開館。所蔵する盆栽の種類の豊富さと質の高さにおいて、日本国外では最高クラス〔、ヨーロッパ有数〔スペインで響く日本の平和の鐘 在スペイン日本国大使館, 2014年9月26日〕のコレクションを有する。 == 歴史 == ヨーロッパにおいてスペインはイタリアに次いで盆栽の人気が高い国とされ、1983年に創設された国内最古のマドリード盆栽クラブ、カタルーニャ盆栽クラブ、アリカンテ盆栽クラブなど68団体、愛好家5,000人が存在する〔。2009年度に日本から他国にもっとも多く盆栽を輸出した都道府県は埼玉県であり、その埼玉県がもっとも多く輸出した国がスペイン(2,091本、35%)だった〔平成23年度 JAPANブランド育成支援事業(戦略策定支援事業)報告書 社団法人さいたま観光国際協会, 2012年3月〕。 1985年にスペインを訪問した中曽根康弘日本国首相は、スペイン社会労働党(PSOE)のフェリペ・ゴンサレススペイン首相に盆栽を寄贈。これがきっかけでゴンサレス首相は盆栽収集を趣味とするようになった。ゴンサレス首相が同1985年に日本を公式訪問した際に夫人に盆栽が送られたことがきっかけであるとされることもある。ゴンサレス首相は1991年に日本を公式訪問した折、皇居の盆栽コレクションや大宮盆栽村などを見学している。ゴンサレスは首相官邸に数百点のコレクションを持ち、そのコレクションはスペイン盆栽界の第一人者であるルイス・バジェホが管理した。 バジェホが収集した作品などを基にして、1995年、マドリード州アルコベンダスのベガ公園の一角にアルコベンダス盆栽博物館が開設された〔マドリード在住日本人グループがアルコベンダス盆栽博物館を訪問 Es Japon, 2014年11月14日〕。ゴンサレス首相は1996年の退任時に、とアルコベンダス盆栽博物館に合わせて100点弱の盆栽を寄贈している。 2002年から隔年で、アルコベンダス盆栽博物館はアルコベンダス盆栽コンクール(ルイス・バジェホMBAスペイン盆栽コンクール)を主催している〔。また、盆栽の講習会、ワークショップ、講演会などを開催している〔。2014年には日本スペイン交流400周年記念事業の一環として第7回アルコベンダス盆栽コンクールが開催された〔日本スペイン交流400周年記念盆栽展 第7回アルコベンダス盆栽コンクール 日本スペイン交流400周年実行委員会〕。2015年1月13日には日本のバラエティ番組「所さんのニッポンの出番!」(TBS系列)でバジェホ館長とアルコベンダス盆栽博物館が紹介された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルコベンダス盆栽博物館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|