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アルシノイテリウム科(学名:''Familia'' Arsinoitheriidae)は、約4,000万- 約2,300万年前(新生代古第三紀始新世後期前半[バートニアン]- 漸新世末期[チャッティアン])のアフロアラビア〔Afro-Arabian province :紅海によって分かたれる漸新世より前の時代には一つであった、アフリカ大陸とアラビア半島地域とを併せた名称。〕およびユーラシア西部地域に生息していた植物食性有蹄哺乳類の一分類群。 重脚目の主要な1科であり、模式属アルシノイテリウムのほか、クリヴァディアテリウム属(en)、ヘプトコノドン属、パラエオアマシア(パレオアマシア)属(en)、ラディンスキア属が現在知られている(異説あり)。 == 概説 == 最も古い地層から発見されているのは、トルコにある始新世中期の地層に由来のパラエオアマシア属である。 一方、形態学的知見は、ラディンスキア属に同科の始原的特徴を見出している。 代表種であるアルシノイテリウム属は、始新世末期(内、チャッティアンも末期の頃)の北アフリカに出現し、アフロアラビアに広く分布した。そして、漸新世の終焉前夜に(あるいは、終焉期に)同科の最後の種の一つとなっている。 同じく始新世末期に出現したクリヴァディアテリウム属も、最後の種の一つと考えられる。こちらは現・東ヨーロッパのルーマニアはトランシルヴァニア地方にあたる地域に生息していた。 もっとも、アルシノイテリウム属以外を原始的なパラエオアマシア科(パレオアマシア科)として区別する説もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルシノイテリウム科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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