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アルセーニエフ : ウィキペディア日本語版
アルセーニエフ

アルセーニエフ()は、ロシア極東部・沿海地方の内陸部にある都市。ウラジオストクからは北東へ250km離れており、シホテアリニ山脈のふもとの豊かな自然の中にある。最寄りの街・スパッスク=ダリニーからは北東へ60kmほど。
人口は2002年国勢調査で62,896人。1989年ソ連国勢調査では70,032人であった。
== 歴史 ==
アルセーニエフの街の歴史は1895年に、古儀式派の信徒が入植しセミョーノフカの集落を建てた時に始まる。1901年にはウクライナポルタヴァ州からの農民が入植した。1937年には鉄道支線がセミョーノフカまで伸び、シベリア鉄道とつながり、セミョーノフカは周囲の村落を合併して労働者集落に昇格した。1940年には極東地区最初の飛行機工場(現在のN・I・サズィーキン記念アルセーニエフ航空機会社「プログレス」)がセミョーノフカに建てられた。
1952年、労働者集落セミョーノフカは市の地位を与えられアルセーニエフと改名した。これは1912年にセミョーノフカを訪れた極東地方への探検家・科学者・旅行家・作家のウラジーミル・アルセーニエフを記念してのものだった。1972年にはこの町を流れるウスリー川の支流ダウビチェ川もアルセーニエフ川と改名された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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