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アルゼンチンの地理では、南米南部にあるアルゼンチン共和国の地理について述べる。 === 位置・面積・人口 === ==== 位置 ==== 全土が南半球・西半球にある。西側や南側はチリと、北側はボリビアやパラグアイと、北東側はブラジルやウルグアイと国境を接しており、東側は大西洋である〔。アルゼンチンの極地は、東端がミシオネス州のベルナルド・デ・イリゴージェン()であり、西端がサンタ・クルス州のマリアーノ・モレーノ・ランヘ()であり、北端がフフイ州のグランデ・デ・サン・フアンとモヒネーテ川 ()であり、南端がティエーラ・デル・フエゴ州のサン・ピオ岬()である。北端は南回帰線よりも北にあり、南北の距離は3,700km、東西の距離は最大1,700kmに及ぶ〔福井編 (1978)、211頁〕。南大西洋と南太平洋(マゼラン海峡、ビーグル水道、ドレーク海峡)の間、戦略的に重要なシーレーンに位置している。国土は楔形であり〔国本・中川編 (2005)、277頁〕、南下するにしたがって狭小化する。 ; 対蹠地 パラグアイとの国境部、ブエノスアイレス周辺(対蹠地は太平洋)を除くアルゼンチンの大部分は中国の中央部や海岸部の対蹠地である。バイーア・ブランカは天津の対蹠地であり、アルゼンチンの対蹠地にあたる中国の大都市には、広東と香港(アルゼンチンの北西角)、アモイと福州(パラグアイとの国境付近)、上海(ウルグアイとの国境付近)、杭州(ロサリオから遠くない)、長沙、南昌、武漢、太原、済南、青島、首都北京(ビエドマの内陸部)などがある。台湾の首都台北は、パラグアイとの国境に近いアルゼンチンの対蹠地である。パタゴニア中央部はおおよそモンゴルの対蹠地であり、最南端部のティエーラ・デル・フエゴ州はロシアの南シベリアが対蹠地である。 ; 飛地 パラナ川とウルグアイ川の合流点付近、ウルグアイの水域にはマルティン・ガルシア島というアルゼンチンの飛び地が存在する。3.5kmほど離れたウルグアイの沿岸にはマルティン・チコ(ヌエバ・パルミラとコロニア・デル・サクラメントの中間)が存在する。1世紀にわたる紛糾の末に、アルゼンチンとウルグアイは1973年に島の管理権について合意に達した。協定に従って、マルティン・ガルシアは排他的自然保護区として用いられることとなった。面積は約2km2であり、住民は約200人である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルゼンチンの地理」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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