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アルタの岩絵はノルウェー最北部、フィンマルク県のアルタにある先史時代の岩絵(ペトログリフ)群をいう。1985年にユネスコの世界遺産に登録された。公益社団法人日本ユネスコ協会連盟のように、「アルタのロック・アート」と呼ぶ場合もある。 == 概要 == アルタの岩絵は、紀元前4200年から500年頃までに狩猟・漁撈民によって描かれた岩面刻画および岩陰彫刻群で、花崗岩の岩盤の上に刻まれたものである。これまでにおよそ20 - 40cm大のものが5000点以上発見された。 北欧およびロシア北部に見られる極北美術の出土例の1つとなっている。 海岸線の隆起によって制作年代の古いものほど高い位置に、新しいものほど低い位置に描かれている。〔青柳正規監修「アルタの岩絵」『ビジュアル・ワイド世界遺産』小学館、2003年、p.317.〕 モチーフとなっているのは、トナカイをはじめ、ヘラジカ、クマなど北極圏に生息する動物たちとそれを追って狩りをする人々、舟を出して魚を獲る人々などである。 登録エリアのうち、最も大きなヒェメルフト/イープマルオクタ地区(50.09ha)にある岩絵はアルタ博物館で一般公開されている。冬季は降雪により見ることができない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルタの岩絵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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