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アルタイメネース アルタイメネース()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアルタイメネスとも表記される。クレータ島の王カトレウスの子で、アーエロペー、クリュメネー、アペーモシュネーと兄弟。 あるときアルタイメネースは父カトレウスが自分の子に殺される運命であると知り、アペーモシュネーとともにロドス島に去り、上陸したところをクレーティニアーと呼んで治めた。またアルタイメネースはアタビュリオン山に登ったとき、遠方にクレータ島を発見し、ゼウスの聖域を創設した。しかしアペーモシュネーがヘルメースに穢されたとき、相手が神というのは嘘だと考え、アペーモシュネーを蹴り殺してしまった。後に年老いたカトレウスがアルタイメネースにクレータ島の王権を与えたくなって、密かにロドス島にやって来たとき、カトレウスは海賊と間違われて島民と争いになり、やって来たアルタイメネースは老人が父であるとは知らずに槍で殺してしまった。後になってカトレウスだとわかると、アルタイメネースは絶望して大地に飲み込まれた〔アポロドーロス、3巻2・1~2・2。〕。 シケリアのディオドロスによると、アルタイメネースは自分が父を殺害すると予言されたため、クレータ島を出たがっていた多くの人々を連れてロドス島に渡り、カメイロスに移住した。アルタイメネースはアタビュリオン山にゼウスの聖域を創設したが、後にロドス島にやって来て島民と争いになった老人をカトレウスと知らないまま殺してしまい、絶望して諸国を放浪した末に死んだが、ロドス島の人々は神託によってアルタイメネースを英雄として祭祀したという〔シケリアのディオドロス、5巻59・1~59・4。〕。 ===系図===
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルタイメネース」の詳細全文を読む
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