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アルドール縮合 : ウィキペディア日本語版
アルドール反応[あるどーるはんのう]

アルドール反応(アルドールはんのう、aldol reaction)はα位に水素を持つカルボニル化合物が、アルデヒドまたはケトンと反応してβ-ヒドロキシカルボニル化合物が生成する反応で、求核付加反応のひとつ。
アルデヒド同士がこの反応を起こすとアルドールを生成することから、この名で呼ばれる。
韃靼人の踊り』で有名な歌劇『イーゴリ公』を作曲したアレクサンドル・ボロディンが最初に発見したと考えられている。
== 基本反応 ==
α水素を持つカルボニル化合物がアルデヒドまたはケトンであるアルドール反応ではまたは塩基触媒として用いられる。
α水素を持つカルボニル化合物がエステルやアミドであるアルドール反応ではリチウムジイソプロピルアミド(LDA)のような強塩基が触媒として用いられる。
酸触媒を用いた場合や塩基触媒で温度が高い場合で、生成したβ-ヒドロキシカルボニル化合物のα水素がある場合、引き続いて脱水反応が起こりα,β-不飽和カルボニル化合物が生成する。
この脱水反応まで起こってエノンが生成した場合、この一連の反応をアルドール縮合(-しゅくごう、aldol condensation)という。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルドール反応」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aldol reaction 」があります。



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