翻訳と辞書
Words near each other
・ アルファロメオ・146
・ アルファロメオ・147
・ アルファロメオ・155
・ アルファロメオ・155 V6 TI
・ アルファロメオ・156
・ アルファロメオ・158
・ アルファロメオ・159
・ アルファロメオ・159 (F1マシン)
・ アルファロメオ・164
・ アルファロメオ・166
アルファロメオ・1750
・ アルファロメオ・1750/2000
・ アルファロメオ・182
・ アルファロメオ・183T
・ アルファロメオ・184T
・ アルファロメオ・185T
・ アルファロメオ・1900
・ アルファロメオ・2000
・ アルファロメオ・2000/2600
・ アルファロメオ・2600


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アルファロメオ・1750 : ウィキペディア日本語版
アルファロメオ・1750/2000

アルファロメオ・1750/2000イタリアの自動車メーカー・アルファロメオ1967年から1977年まで生産した乗用車である。
== 概要 ==

=== 1750 ===
当初はアルファロメオ・1750シリーズとして、ベルリーナ(4ドアセダン)・GTV(2ドアクーペ)・スパイダー(2ドア2座オープン)を揃えて登場した。1750の名はエンジン排気量1,779ccに因んでいるが、1800とはせず1750と名乗ったのは、1930年代の名車・6C1750にあやかったためである。
1750シリーズは入れ替わりに生産中止された6気筒エンジン搭載の大型車・2600に代わって、ずっと小型ではあるもののアルファロメオのトップモデル(モントリオール33ストラダーレのようなスーパースポーツを除く)としての役割を果たすべく登場した。構造的にはおおむね、1970年代半ばまで並行生産される1,300~1,600ccクラスのジュリアと共通であった。
車体はベルリーナのみホイールベースが2,350mmに延長され、ベルトーネのデザインによる新しい車体(全長4,390mm・全幅1,565mm)が与えられたが、ウインドウスクリーンをはじめ多くのパーツはジュリアと共通であった。また、ベルリーナとGTVには4灯式ヘッドライトが与えられ、GTVのフロントノーズは従来の「段付き」とは異なる、やがてジュリア系にも採用される新しいデザインであった。スパイダーのみはジュリア系と全く同じボディを用いていた。
インテリアはダッシュボードが新しくされ、大きなタコメーターとスピードメーターがドライバー正面に据え付けられた。GTVのシートはヘッドレスト埋め込み式となった。
1779ccのエンジンはジュリア1600用エンジンのストロークを82mmから88.5mmに延長したもので、DOHCツインキャブレター付きで118馬力(ベルリーナ)・122馬力(スパイダー・GTV)を発揮した。ジュリア1600と比較すると、最高出力の差はさしたるものではなかったが、レブリミットが7,000rpmから6,000rpmに下げられたことからも明らかなように、低速域での扱いやすさが大いに改善され、高速クルージングも楽に行えるようになっていた。なお排気ガス規制が厳しくなりつつあった北米市場での販売車種は1750シリーズのみに絞られ、 SPICA製燃料噴射が装備された。
増加するパワーに対応して、1750にはホイール・タイヤサイズの拡大、リアサスペンションへのロールバー追加、そしてブレーキ性能の強化が施され、ロードホールディングや制動力を改善していた。
1970年にはマイナーチェンジを受けて「シリーズ2」となり、ブレーキが二系等式となり、従来床から生えていたペダルが吊り下げ式となった(右ハンドル車は従来通り)他、GTVのバンパーが細いものに変えられ、フロントウインカーはバンパー上部から車体に移された。
1971年にはベルリーナにZF製3速オートマチック付きが追加されたが、シフトショックが大きく、ギアレシオがエンジン特性にマッチしておらず性能・燃費に悪影響が大きかったこともあって、生産台数は250台前後と極めて少なかった。
1972年に新しいアルフェッタ1.8ベルリーナ及び2000GTV・スパイダーに後を譲って生産中止されるまでに、約10万台のベルリーナと44,269台のGTVが生産された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルファロメオ・1750/2000」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Alfa Romeo 1750 Berlina 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.