翻訳と辞書
Words near each other
・ アルファ企画
・ アルファ値
・ アルファ値 (デジタル画像)
・ アルファ値 (排水処理)
・ アルファ値 (金融経済)
・ アルファ化米
・ アルファ医療福祉専門学校
・ アルファ反応
・ アルファ型原子力潜水艦
・ アルファ崩壊
アルファ波
・ アルファ海嶺
・ アルファ版
・ アルファ碁
・ アルファ磁気分光器
・ アルファ符号
・ アルファ米
・ アルファ粒子
・ アルファ級
・ アルファ級原子力潜水艦


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アルファ波 : ウィキペディア日本語版
アルファ波[あるふぁは]

アルファ波(アルファは、α波)はヒト動物の脳が発生する電気的信号(脳波)のうち、8~13Hz成分のことをさす。アルファ波という名称は、ヒトの脳波を初めて記録したハンス・ベルガーが命名し、彼にちなんでベルガー波ベルガーリズムとも呼ばれる。
安静(リラックス)・閉眼時の脳波においては、他の周波数成分に比べてアルファ波の占める割合が高く、基礎律動の主成分をなす。(これは通常、目視でも確認できる。)アルファ波の発生機序については様々な仮説が提案されているものの未だに不明である。しかし脳や意識の状態によって変化することが経験的に知られているため、意識障害、認知症、精神疾患、睡眠障害などの診断補助・状態把握に用いられることがある。その他に、生理学、心理学などの研究目的で用いられることもある。
頭皮上電極による脳波では、後頭部を中心として観察される。しかし後頭葉以外でもアルファ帯域(8~13Hz)の電気的振動が発生しており、中心溝周辺のものはミュー(μ)律動、側頭葉周辺のものはタウ(τ)律動、二次感覚皮質周辺のものはシグマ(σ)律動と呼ばれることがある。ミュー律動は体性感覚・運動などと、タウ律動は聴覚処理などと、シグマ律動は体性感覚処理などと関連があるといわれている。
==正常なアルファ波==
正常者の脳波では、後頭部アルファ波の振幅や位相に左右差は少なく、1~数秒の周期で振幅が増加したり減少したりを繰り返している(この現象を漸増漸減あるいはwaxing and waningという)。極端に左右差がある場合や、漸増漸減がない場合などは何らかの脳の異常が示唆される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルファ波」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.