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アルファ粒子[あるふぁりゅうし]
アルファ粒子(アルファりゅうし、α粒子、)は、高い運動エネルギーを持つヘリウム4の原子核である。陽子2個と中性子2個からなる。放射線の一種のアルファ線(α線、)は、アルファ粒子の流れである。 固有の粒子記号は持たず、ヘリウム4の2価陽イオンとして He2+(より厳密には 4He2+)と表される。 == 性質 == アルファ粒子は不安定核のアルファ崩壊にともなって放出される。+2の電荷を帯びており、ローレンツ力によって電場や磁場で屈曲される。 α線の速さは核種によって違うが、おおむね1.5~2.0×107m/s(秒速1万5000キロから2万キロ)程度である。光速は2.99792458×108m/sであるので、α線の速さは光速の数%程度にも達するということになる。 電離作用が強いので透過力は小さく、紙や数cmの空気層で止められる。しかし、その電離作用の強さのため、アルファ線を出す物質を体内に取り込んだ場合の内部被曝には十分注意しなければならない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルファ粒子」の詳細全文を読む
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