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アルプトランジット計画 : ウィキペディア日本語版 | アルプトランジット計画[あるぷとらんじっとけいかく] アルプトランジット計画(アルプトランジットけいかく)は、既存のトンネルよりも数百メートル低い位置に新しい基底トンネルを建設することで、アルプス山脈を南北に貫く新しい高速鉄道を建設するスイスの連邦プロジェクトである。 ドイツ語で"Neue Eisenbahn-Alpentransversale" を略してNEATとも呼ばれる。安全上の理由により、アルプトランジット計画の全てのトンネルでは2本の単線トンネルが並行して建設され、およそ300メートルおきに連絡路を設置して互いに連絡することで、非常時にもう片方のトンネルを利用して避難が可能となっている。 計画は2つの主要部分から構成されている。 == ゴッタルドルート == ゴッタルド(Gotthard)ルートは、ゴッタルド、ツィンメルベルク(Zimmerberg)、チェネリ(Ceneri)の新しい基底トンネルから構成されている。スイス連邦政府との契約により、アルプトランジット・ゴッタルド株式会社(AlpTransit Gotthard AG)が建設している。1881年に完成した従来のゴッタルドトンネルの全長が15.0kmであるのに対し、ゴッタルドベーストンネル(Gotthard-Basistunnel)は計画全長57kmで、完成(2018年予定、Temps Presentへの技術要求書による〔TSR ゴッタルド: 夢から悪夢へ "Temps Present" 2007年5月24日〕)すれば青函トンネルの53.85kmを抜いて世界最長となる。ツィンメルベルクベーストンネル(Zimmerberg-Basistunnel)、ゴッタルドベーストンネル、チェネリベーストンネル(Ceneri-Basistunnel)から構成される新しいゴッタルドルートは、最大標高550mで最初の平坦なアルプス縦貫鉄道となるべく設計されている。この結果、最高速度およそ250km/hのアルプスを縦貫する高速鉄道によりチューリッヒ(Zürich)からミラノ(Milan)までの所要時間を現在の4時間から2時間30分に短縮する予定である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルプトランジット計画」の詳細全文を読む
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