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アルミ箔[あるみはく]
アルミ箔(あるみはく Aluminum foil)は、アルミニウムでできた「箔」である。俗に銀紙(ぎんがみ)と呼ばれることがあるが、正確には銀紙とはアルミ箔に紙を裏打ちしたものである(これは、折り紙として使われたり、タバコの内包装として使用されたりする)。アルミ箔は、単体、あるいは他の素材と組み合わせて、遮光、赤外線反射、電磁遮蔽、酸素遮蔽、耐油、耐水、耐熱の機能を活かして多様である。厚さによって食品容器、長期保存飲料容器の内壁、錠剤パッケージ、保温容器、電子機器内壁の電磁保護、タバコなどの防湿用包装材などに使用される〔アルミ箔の知識 〕。家庭用アルミホイルは、製造工程の特性で薄膜にしたときに微細なピン・ホールが残り酸素が透過できるため、食材の酸化を長期間防止するには25ミクロン(0.025mm)程度のものが用いられる。 ==概要== 最初にアルミ箔を製造販売したのは1910年、スイスのアルミ精錬会社 J.G. Neher & Sons とされる。それまでの食品保護などに用いられたスズの薄膜が、接触部分にわずかながらスズの金属食味を残すことに対し、ほとんど変化のない材料のアルミニウムに置き換えられた。アルミニウムのエンドレス圧延の技術は1907年に J.G. Neher & sons と Dr. Lauber が開発に成功した。 アルミ箔はJIS規格では「厚さ0.006mm-0.2mmのアルミニウム圧延素材」と定義されている。実際は0.2mmから0.005mmまでのものが作られており、家庭用アルミホイルでは0.015mm-0.02mmの厚さのものが販売されている〔アルミ箔は紙やプラスチックフィルムに比べて酸素や水蒸気といった気体を通し難い性質、ガスバリヤー性と〔JSTP編 『もの作り不思議百科』 コロナ社 1996年7月25日初版第3刷発行 ISBN 4-339-07668-6〕、遮光性がある。また、展性に富むため容易にごく薄い箔に加工でき、箔となった後も柔軟なため折り曲げられてもすぐには断裂しない。表面にできる酸化皮膜のために、この表面を除けば酸化が進行することは通常ないため、長期に渡り表面の光沢が失われることはない。イオン化傾向が大きいため、口に含んだときに口内に他の金属があると起電力によって特有のピリピリした感覚を感じるときがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルミ箔」の詳細全文を読む
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