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クックスは、ニューヨーク大学にて学士を、ハーバード大学にて歴史学の博士号を取得した。クックスは、1940年代、ハーバード大学やジョンズ・ホプキンス大学で教鞭を取った後、アメリカ空軍の情報分析官として15年間、滞日した。1964年から1995年まで、クックスはサンディエゴ大学で教鞭を取り、さらに1985年から1987年まで、サンディエゴの海軍大学校の外部教授の地位にあった。 クックスは、ほとんど忘れられていた日本とソ連の軍事衝突であるノモンハン事件についての包括的な研究書を著したことで殊に知られている。ノモンハン事件は1939年8月の10日間の戦闘だけで数万人もの死者を出し、日本軍は完全な敗退を喫し、日本の満州からのモンゴルへの侵攻の試みはこれをもって終わった。クックスによれば、日本はこれを機に、ソ連とのさらなる軍事衝突を恐れ、まだ対処しやすいと思われていたアメリカとの対立に向かっていった。1200頁に渡る研究書において、クックスは35年もの年月を費やして400人以上の関係者へのインタビューを敢行した。クックスはアメリカだけでなく日本においても軍事史家としての名声を獲得したのである。 1986年、クックスは特にノモンハン事件の研究書が評価され、アメリカの軍事史学における学術賞であるサミュエル・エリオット・モリソン賞(Samuel Eliot Morison Prize)を受賞した。 == 主要著作 == * Nomonhan: Japan against Russia 1939, 2 Bände, Stanford University Press 1988 * Japan. The final agony, Ballantine Books 1970, (岩崎俊夫訳『ノモンハン―草原の日ソ戦 1939』(上・下巻)朝日新聞社、1989年、※1994年に同社より朝日文庫版より全4巻で再刊) * The anatomy of a small war: the Soviet-Japanese struggle for Changkufeng-Khasan, 1938, Greenwood Press 1977 * mit Saburo Hayashi: Kōgun, the Japanese Army in the Pacific War, Quantico, US Marine Corps 1959, Greenwood Press 1978 * Tojo, Ballantine Books 1975 * The unfought war : Japan, 1941-1942, San Diego State University Press 1992 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルヴィン・クックス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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